ナース漫画大賞2025 「部門賞」忘れられない患者さん(看護師視点) 受賞作品
小林光恵
Kobayashi Mitsue
作家・看護師
どの作品も実録の素晴らしさがあり、選考に大変時間がかかりました。「諦めかけていた奇跡」は、プリセプターから大切なかかわり方や思念などを教わりながら対応していた患者さんの予想を超えた生命の逞しさや凄みにふれて感動を得た話です。患者さんの秘かな思いに気づけなかったことに深く後悔するのも、グリーフワークが進んでいるらしい家族の様子に触れてほっとするのも、簡単に命の線引きをされたことに憤るのも、看護師には人の生命力への畏敬の念がしっかりとベースにあるからなのだと思います。最終的に選んだ作品は、そのベースの部分を強化する内容のように思いました。
ナース漫画大賞2025
「部門賞」忘れられない患者さん
(看護師視点) 受賞作品
諦めかけていた奇跡
審査員コメント
小林光恵
Kobayashi Mitsue
作家・看護師
どの作品も実録の素晴らしさがあり、選考に大変時間がかかりました。「諦めかけていた奇跡」は、プリセプターから大切なかかわり方や思念などを教わりながら対応していた患者さんの予想を超えた生命の逞しさや凄みにふれて感動を得た話です。患者さんの秘かな思いに気づけなかったことに深く後悔するのも、グリーフワークが進んでいるらしい家族の様子に触れてほっとするのも、簡単に命の線引きをされたことに憤るのも、看護師には人の生命力への畏敬の念がしっかりとベースにあるからなのだと思います。最終的に選んだ作品は、そのベースの部分を強化する内容のように思いました。