第4回
ナース漫画大賞2026
エントリー開始!
今年で第4回を迎える「ナース漫画大賞2026」のエピソード募集が始まりました。看護師・看護学生の皆さま、そして入院や病院受診などの「患者経験」のある皆さま、看護にまつわる忘れられないエピソードをぜひお送りください。部門ごとに大賞を決定し、大賞・入賞作品は2026年度の漫画として配信します。ご応募お待ちしています!
看護師視点、看護学生視点、患者視点
の3部門で
それぞれ大賞を決定!
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1
「忘れられない
患者さん」 部門
/看護師視点〈審査員〉
小林光恵様 (看護師・作家、
エンゼルメイク研究会代表) -
2
「忘れられない
看護実習」 部門
/看護学生視点〈審査員〉
さわ和代様 (さわ研究所代表) -
3
「忘れられない
看護師さん」 部門
/患者視点〈審査員〉
阿久津友紀様(乳がんサバイバー)
エピソード応募例
※漫画化にあたっては個人が特定されないよう細心の注意をはらっておりますのでご安心ください。
漫画家がアドバイス
グッとくるエピソードの書き方
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1
「心のつぶやき」を
そのまま書くきれいな文章である必要はありません。「あの時、本当はこう思っていた」―そんな本音が読者の心を動かします。
グッとくる例
患者さんに悪気がないことも、病からくる行動だということも理解しているつもりでしたが、罵詈雑言を浴びせられる日々が続き、だんだんと憂鬱になってきました。
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2
「五感」を
ひとつだけ添える音、におい、肌触りなど、具体的な「感覚」を添えるだけで、漫画になったときに奥行きが生まれます。
〈音〉
患者さんは声を出すことはできませんでしたが、その言葉を聞いて、静かにお孫さんの方を見つめていました。〈温度〉
患者さんの指は凍るように冷たく、静かな診察室の中で、その冷たさだけがやけに現実的でした。 -
3
「結末」は
葛藤のままでもいい無理に「いい話」で終わらせようとしなくて大丈夫です。「あれでよかったんだろうか」そんな割り切れなさも、同じ看護師や看護学生たち仲間の「ヒント」や「救い」になることがあります。
エピソード大賞の流れ
審査員選考
審査員が「忘れられない患者さん」
「忘れられない看護実習」
「忘れられない看護師さん」の部門ごとに
大賞作品を決定します。
※その他、編集部審査により入賞作品を決定します。
結果発表
各部門の大賞作品を、
ナース漫画大賞2026サイトにて
発表いたします。
※編集部審査により入賞した入賞作品は個別に
応募者へご連絡いたします。
漫画化
大賞・入賞作品は、2026年12月末までに
漫画化し、
ナース専科Instagram及び
ウェブサイトにて
公開させていただきます。
ナース漫画大賞2025
受賞エピソード
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「忘れられない患者さん
(看護師視点)」大賞 -
「忘れられない看護実習
(看護学生視点)」初めての「ありがとう」
目線も合わず、無表情だった患者さんが、涙し、歌い、手を差し出してくれた――看護実習で経験した看護の力とは
- エピソード提供者
- kiki さん
看護学生最後の実習で受け持った患者さんは、80代男性、脳梗塞や認知症、麻痺により筋力が低下し、寝たきりであった。天井を眺めていることが多く、話しかけても目が合うことはない。毎朝挨拶に行くが毎回初めましての状態で、趣味や要望を聞いても「ない」の返答のみ、表情の変化も見られない。病棟の看護師でさえ表情の変化やコミュニケーションを図る姿を見たことがないとのことだった。
ある日、家族から阪神タイガースファンであったという情報を得たため、応援歌である六甲おろしの歌詞カードを作成し、歌い始めてみた。すると患者さんも一緒になって口ずさみ始め、徐々に患者さん目から大粒の涙が流れてきた。歌い終わるころには、病室に、指導者(学生担当の看護師)や教員だけでなく患者さんの担当看護師が集まっており、全員が涙組みながら拍手が巻き起こった。「流石!お上手ですね」と患者さんに声をかける、患者さんと始めて目が合い、麻痺が残る手をゆっくりと差し出してくれた。患者さんの手を両手で握り返すと、言葉を詰まらせながら「ありがとう…」と感謝の言葉をくれた。患者さんの手は麻痺があるのにも関わらずとても力強く、そして温かかった。
始めて患者さんの表情の変化があったこと、「ない」意外の言葉を聞いたこと、麻痺のある手で私にエールを贈るかのように力強く手を握ってくれたこと…自身の看護で患者さんの日常に変化を与えられたことを実感した。改めて「看護」という素晴らしさを感じ、改めて看護師になる決意が固まった。患者さんに寄り添い、温もりを与える看護師になりたいと感じた。エピソードを見る
-
「忘れられない看護師さん
(患者視点)」一人の人として
患者と看護師―その関係性の中で、患者さんが、そのご家族が、「人として大切にされている」と感じられた訳は…?温かい看護の実話
- エピソード提供者
- なんぺーくんのちゃん さん
持病の先天性心疾患の悪化から長期入院になった主人。
タイミング悪く、コロナ禍でした。
面会時間も少ない中、主人と面会する場所なども看護師さんが配慮してくださり、主人が余命宣告をされた時も、主人のことだけでなく「奥さまが倒れないかが心配、なんでも話してくださいね!」と気にかけてくださいました。
退院し、在宅医療に切り替えることになったのですが、その際は丁寧に点滴処置や酸素ボンベの扱い方も教えてくださり、家に帰れることを自分ごとのように喜んでくださったのを覚えています。
退院後、半年ほどで主人は亡くなりました。
通夜には、みなさん仕事の後に来てくださり、棺の前で、「病院にいた頃はいつも私たち看護師に遠慮する優しいご主人さんでした。」「奥さまのこと大好きだといつも言っていました」などお話してくださいました。
それまで、看護師さんは仕事、と割り切っていらっしゃるのだと思っていました。主人が患者ではなく、人として、1人1人と大切な人間関係を持てていたのだと感じ、涙がとまりませんでした。点滴につながれても患者にならない、患者にさせないプロの看護師さんたちに今も感謝しています。エピソードを見る
第4回
ナース漫画大賞2026
今年で第4回を迎える「ナース漫画大賞2026」投票受付中!あなたの心に一番響いた作品はどれですか?ノミネート作品を読んで、投票に参加すると、抽選で25名の方に5,000円分のAmazonギフトカードが当たります。
〈投票期間〉
2026年5月12日(火)~6月22日(月)
みなさんの投票で
大賞/2位/3位を決定!
ノミネート作品一覧
(10作品)
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作品 No. 1
ありがとう…
今も私は元気です- エピソード提供者
- イナバ ユカ さん
- 作画
- 白井くま
絶望の淵にいた私を救ったのは、あの時の看護でした―日々の看護は「誰かの未来」を創っている…看護の力を証明した物語。
※投票ページに移動します
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作品 No. 2
忘れられない涙
- エピソード提供者
- むぎ さん
- 作画
- 白井くま
ケアマネージャーとして訪問していた頃、在宅で看取りを決断した明るいご夫婦がいました。しかし、病気は確実に進行し…
※投票ページに移動します
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作品 No. 3
「今日逝くで!」
~最期までマイペースな患者さん~- エピソード提供者
- 1zy10 さん
- 作画
- ヨハヌン
お盆の時期になると思い出し、なんだか心が温かくなる患者さんがいます。今頃、天国でも笑顔でいてほしいです。
※投票ページに移動します
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作品 No. 4
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作品 No. 5
抱きしめてくれた
看護師さん- エピソード提供者
- ibuito さん
- 作画
- しろくま
コロナ禍、夫が急激に症状悪化し救急搬送されました。まさかの出来事に、不安で押しつぶされそうになる私を…
※投票ページに移動します
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作品 No. 6
気づけなかったことへの
後悔- エピソード提供者
- ひいふうみい さん
- 作画
- しろくま
毎日たくさん話をしていても、患者さんの全てを知ることはできない—「気づく余地はなかったのか?」考えさせられた物語。
※投票ページに移動します
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作品 No. 7
母の心
- エピソード提供者
- inc. さん
- 作画
- くもやあきこ
毎日忙しくいろいろな患者さんやご家族からの要望を聞くことで精一杯だった時期…忘れられない出来事が起きました。
※投票ページに移動します
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作品 No. 8
不器用な愛で抱きしめて
- エピソード提供者
- tsukumo77 さん
- 作画
- アヤ
バイク事故で両足を切断するという絶望の淵に立っていた若い患者さん。自分にできることは…
※投票ページに移動します
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作品 No. 9
看護学生から
看護師が学んだこと- エピソード提供者
- みる さん
- 作画
- なぎり京
忙しさの中で、業務にも患者さんの死にも慣れてしまった自分がそこにいた—学生の実習中に看護師が気付いたことは…?
※投票ページに移動します
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作品 No. 10
大賞の構成
大賞/2位/3位
票を集めた順に「大賞」「2位」「3位」を発表いたします。投票に参加すると、抽選で25名の方に5,000円分のAmazonギフトカードが当たります。
部門賞
審査員が次の3つの賞を選考して発表します。
- 「忘れられない患者さん(看護師視点)」部門賞
- 「忘れられない看護実習(看護学生視点)」部門賞
- 「忘れられない看護師さん(患者視点)」部門賞
ナース漫画大賞
歴代大賞作品
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2025年 大賞
看護師がつないだ、
奇跡の面会産婦人科と血液内科。遠く離れた二つの病室を、看護師たちの想いが結んだ…!患者さんから頂いた実話エピソード。
- エピソード提供者
- yururi さん
- 作画
- くもやあきこ
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2024年 大賞
脳腫瘍のお父さんとの
最期の生活もう数日で視覚聴覚が失われる―死の恐怖と闘っている、脳腫瘍終末期の利用者さんとそのご家族。訪問看護師が現状の少し先を見据えながら上手く介入し、みんなでお看取りを叶えた実話エピソード。
- エピソード提供者
- まりんブルー さん
- 作画
- 白井くま
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2023年 大賞
師長の覚悟
何が正解かはわからない、それでも目の前の1人を救いたい―患者・家族・師長・医師…様々な立場からの視点が交差する、患者さんとその家族との「かかわり」を考えさせられる実話エピソード。
- エピソード提供者
- マジカルぺアン さん
- 作画
- くもやあきこ
審査員

「部門賞 (看護師視点)」
Kobayashi Mitsue
作家・看護師
エンゼルメイク研究会代表
東京警察病院看護専門学校を卒業後、東京警察病院、茨城県赤十字血液センターで勤務。1986年から編集者として出版社に勤務し、1991年より作家として独立。2001年よりエンゼルメイク研究会 代表。ほかに、ケアリング美容研究会(旧・看護に美容ケアをいかす会)共同代表、なめがた大使など。ドラマ「ナースマン」、漫画「おたんこナース」の原案小説の著者でもある。近著に小説『ナイチンゲール7世』(イースト・プレス、2024年)

「部門賞 (看護学生視点)」
Sawa Kazuyo
看護師国試専門予備校
さわ研究所 代表取締役
助産師、看護学校の教師、厚生労働省勤務を経て、2004年に看護国試専門予備校 さわ研究所を設立。全国各地の看護大学・専門学校で受験対策講義を行い、年間延べ30,000人以上の看護学生を応援し、看護師として毎年送り出している。ほか、一般社団法人 日本対話療法協会 代表理事、全国看護学生作文コンクール審査委員を務める。

「部門賞 (患者視点)」
Akutsu Yuki
乳がんサバイバー
HTB北海道テレビ勤務。長年、ピンクリボン運動や乳がん患者の取材をライフワークとし、ドキュメンタリーを制作。2019年に自身も両側乳がんに罹患。取材者から当事者となった経験を基に、『おっぱい2つとってみた~がんと生きる働く伝える~(北海道新聞社刊)』を出版。Webメディア「SODANE」で日々を綴っている。がん対策推進協議会委員等歴任のほか学校・企業等でがん啓発活動を続けている。
漫画家紹介


アヤ
主にInstagramにて漫画やイラストを描いております、絵を描く事が好きな二児の母です。尊敬するナースの方々のエッセイ漫画を描く事ができてとても光栄です。よろしくお願い致します!





白井くま
2児の子を持つワーママです。Instagramを中心に家族のことや自身について漫画を描いています。体験エピソードの空気や想いが伝わる漫画をお届けしたいです。


ヨハヌン
海外ひとり旅をしながら、人との出会いやグルメを漫画にしてブログやSNSにアップしています。犬と猫と日本食と漫画が大好き。一期一会を大事にしたいと思える作品をお届けしたいです!
ナース漫画大賞2026とは?
「看護師という仕事のやりがいや、看護師の価値提供の大きさを振り返る」
「さまざまな角度から看護を考える」を目的に、年に1度ナース専科が開催するイベントです。
●エピソード大賞

看護師・看護学生、入院や受診など「患者経験」のある方から、忘れられないエピソードを集めます。大賞作品は漫画化して結果を発表。その他、編集部が選ぶ入賞作品も2026年6月以降に順次漫画化して公開していきます。
●ナース漫画大賞

この1年に公開された漫画の中から、「ナース専科」会員をはじめ多くの皆様で投票して決める「ナース漫画大賞」は、大賞・2位・3位の3作品と部門賞3作品が選ばれます。










ナース漫画大賞
2025 審査員
小林光恵
限られた人数で、そして職場のシステム下で、数々の不測の事態に遭遇しながら対応しているのですから、避けたいと思ってはいても、仕方なく患者さんを待たせてしまうことになってしまう。ほとんどのナースが幾度も経験することではないでしょうか。その際に生じるさまざまな思いを自分の中で繰り返し処すこととなり、それはナースの小さくない仕事の一つといっていいかもしれません。
人生において非常にきつい局面にある患者さんが、それでも冷静に「あなたは~仕事をなめている」と言葉にしたのは、看護師一年目のペネロペさんが、彼にとって自分の気持ちを分かってほしい看護師であり、分かってくれるはずの看護師だったからでしょう。
なめている、とは、対象の価値を理解しきれていない状態、といっていいでしょう。今後、仕事つまり看護業務の価値を意識しながらキャリアを重ねて素晴らしい看護師になってほしい、という期待もあったのではないでしょうか。
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